先日の話、財布から5千円札を取り出そうとした瞬間に端っこを破いてしまい、それはATMで使用できない程の”破れ”でした。そんな破れたお札を銀行に持って行って交換してもらったのですが、その際の体験談と「その際に必要な持ち物はあるのか?」をまとめてみました。

お札が破れた際の交換に必要なものはある?地方銀行の場合

結論から言いますと、私の場合は必要ありませんでした。「破れた破片や印鑑や通帳といったものは必須かな?」と思っていましたが、それらを準備する必要も無く(というか銀行に向かっている最中で持ってきていないことに気づいた…)、両替用紙に金額を記入する程度の手続きで別のお札に交換してもらえました。

銀行でお札交換の際の状況と流れをまとめると…

・印鑑、通帳不要
・破れた破片なし
・両替用紙の記入
・所要時間10分程度

といった内容で新しいお札に交換♪(新札ではありませんでしたが…笑)
したがって、身分証明書や通帳を持参という程のことではありませんでした。
ですが、あくまで私が持って行った銀行(東北の地方銀行)の対応がこのパターンであって他の銀行の場合は破れた破片や身分証明書、通帳、印鑑などのいずれかを要求される可能性もあるかと思います。

一番良いのは銀行に行く前にその銀行に確認を取るのが一番ですけどね♪
ただ、それらを確認できなかった場合や急ぎなどの場合は窓口に直接持って行く手もありだと思います!(私の場合はOKだったので)

ちなみに、”破れたお札の損傷具合による交換基準”が日銀の支店にて書かれていました。

表・裏両面があることを条件に、面積を基準に新しい銀行券との引換えを行っています。面積が5分の2以上、3分の2未満の場合は半額として引換えます。また、面積が3分の2以上の場合は全額、5分の2未満の場合は失効(銀行券としての価値が無い)になります。
(例) 1万円券が半分しか残っていない場合、5千円として引換えます。

https://www3.boj.or.jp/sapporo/qa.htm#a1

破れたお札って残っている面積で値段が変わるのですね!ビックリ!
確かに、半分にした1万円の片割れを持って行って「1万円にしてください!」と言って1万円札が出るのだったら、1万円札1枚で2万円に…その2万円が4万円に…
この処理でいずれは億万長者…まさにドラえもんの道具のバイバイン!

…といった子供の様な発想は余裕で通用しません!

細かく裁断されたままの状態となっているものについては、同一の銀行券の紙片であると認められないとして、失効(銀行券としての価値は無い)と判断することがあります。

https://www3.boj.or.jp/sapporo/qa.htm#a1

破れた銀行券については、できる限り各片を貼り合せて持ち込んで下さい。

https://www3.boj.or.jp/sapporo/qa.htm#a1

どうやらシュレッダーに入ってしまったお札でも交換してもらえるケースがあるようですね。そして破片は修復して持ち込むことが大事!

お札が破れた場合はATMで使えるのか試してみた

私の場合、お札の破れ具合は端っこの「5000」の数字の部分がすっかり無くなる程度の破れ。

「でもこの場合、ATMで預金することはできるのだろうか?」

という疑問の元に銀行のATMに入れてみたのですが取り扱い拒否されてしまいました…
当然と言えば当然ですよね。(よくよく考えてみたら、もし取り扱いされた場合、破れたお札は誰かの手元に行ってしまうではないですか!)

なので、ちょっとした破れでもATMでは取り扱いしてはもらえない結果でした。

もしかしたら、破れたお札でも一般のお店では使用できたかもしれませんが、破れたお札を受け取った人は決して良い気分ではないので正直に銀行に持っていって交換してもらいましょう!

まとめ

お金は大切に扱うことが大事なのには変わりありませんが、不慮の事故による破れはどうしようもありません。
ですが、きちんと銀行も救済措置を行ってくれますので、間違ってお札を破いてしまった時はそのままお店で使用するのではなく、窓口に持って行きましょう!